蜂の子の採取方法

蜂の子の採取方法とは

耳鳴りや難聴の改善効果があるとして知られる蜂の子は、タンパク源でもあり昔から山間部の地域で食べられている郷土食です。蜂の子を直卓に並べるために地元の方たちは蜂の子を採取しているのですが、どんな方法があるのでしょうか。「駆除」とは違い、丁寧な扱いが必要な蜂の子の「採取」方法をみていきましょう。

蜂追い

蜂追いとは、長野県など蜂の子を積極的に採取する地域で行われている一般的な方法です。
蜂が活発に飛び回る8月から11月頃まで行われ、場所によっては12月初旬頃まで行われています。肉でおびき寄せた蜂を餌付けして、真綿やテープなどで肉に目印をつけて蜂にくわえさせます。あとはその目印をつけた蜂を追いかけ巣の場所を突き止めて巣ごと捕獲するのです。目印の付け方は、地域によって様々な方法があります。
巣を発見したら煙で燻して蜂の動きを鈍らせ、巣ごと確保して蜂の子を取り出します。

飼い巣

蜂の巣がまだ小さい春から夏の間に巣ごと採取して、自宅へ持ち帰って大きくなるまで育てる方法です。蜂の巣は作られた場所から取り外されると、蜂たちは環境の変化から巣作りを止めてしまいます。そのため自宅へ持ち帰ったあとは木箱や樽などに砂やもみ殻を敷いて、自然の環境に近づけてから巣を入れると再び巣作りを始めます。

ただしこの方法は事前の準備が大切になります。蜂の繁殖には女王蜂が必ず必要なので、巣を採取するときに女王蜂を必ず採取しておかなければなりません。さらに働きバチもなるべく弱らせない状態で持ち帰る必要があります。

また、クロスズメバチの巣を持ち帰った場合は天敵となるスズメバチやアリなどから守る必要もあり、蜂の子の採取までには少々手間がかかる方法です。それでも複数の蜂の巣を飼育することができ、肉などを与えて蜂の成長を早めることができるので、うまく飼育できれば効率的に蜂の子を採取できる方法といえるでしょう。

蜂の子の採取は誰でもできる?

蜂の子採取の目的で蜂追いや飼い巣は行えても、いざ蜂の子を巣から取り出すときに危険が伴います。蜂の子を取り出すためには、まず一斉攻撃を仕掛けてくる働きバチを弱らせなければなりません。煙幕で蜂を弱らせ、動きが鈍っている間に素早く蜂の子を1匹ずつ取り出さなければならないのですが、幼虫の入っている巣穴は幼虫が出した繊維で蓋がされた状態です。この蓋を外して、ようやく蜂の子の採取が可能になるのです。

蜂の子の採取には技術が必要

蜂の子は山間部の地域でタンパク源として食べられてきた、栄養価の高い食品です。そのため近年では民家や人里周辺でも蜂の巣を見かけられるので、自分で蜂の子を採取してみたいと思う方もいるかも知れません。ですが、本体となる蜂の巣の採取には熟練した知識や技があり、一般の方がいきなり行うのは難しいでしょう。

ただ、蜂の子採取に出かける若い方が年々減少しているという事実があります。蜂の子を食べる文化は昔の日本では各地であったようですが、現在はほぼ中部地方の一部の地域に限られているようです。この機会に蜂の子食文化を失わないためにも、現役の蜂の子ハンターに技術を学ぶのも良いかも知れません。

蜂の子を手軽に摂取するには

蜂の子は海産物の採れない地域の貴重なタンパク源でした。その栄養価は現在でも失われず、蜂の子産品の中でも特に栄養価が高いとされています。食事から摂取する必要のある必須アミノ酸9種類を全て含み、質の高いタンパク質を作り出してくれます。不足しがちなミネラルも多く含みマグネシウムやカルシウム、新陳代謝を促す亜鉛の働きで肌の美しさを保ちます。
ビタミンC、体力維持や免疫力を高めるビタミンB群も豊富に含み、蜂の子は美容にも健康維持にも高い効果を発揮する栄養食品なのです。

新鮮な蜂の子を味わうには採取が必要になりますが、手軽に栄養素を取り入れるにはサプリメントがお勧めです。サプリメントは蜂の子の豊富な栄養素を凝縮しているので、継続して取り入れることで高い効果を実感できます。蜂の子を採取してくれた方たちへの感謝を忘れずに、蜂の子の栄養をサプリメントで取り入れていきましょう。