蜂の子の味と摂り方

蜂の子ってどんな味?

蜂の子は海産物の採れない山間部の地域を中心に、昔から郷土料理として食べられてきました。特に山に囲まれ周りを雪で覆われた地域では、冬場の貴重な保存食として重宝されてきました。保存食ということは、様々な料理に姿を変え色々な方法で食べられてきたはずです。その調理方法も気になりますが、蜂の子そのものの味も気になります。そこで今回は、蜂の子の「味」と、どんな「摂り方」があるのかをご紹介していきます。

そもそもどうして蜂の子を食べるの?

蜂の子とは、蜂の幼虫やサナギのことを指します。つまり昆虫です。普段から昆虫を食べる習慣のない地域の方は、蜂の子を食べるというと少し戸惑いを感じるかも知れません。現在の日本のように交通機関が発達していなかった頃、蜂の子は海から離れた一部の山間部の地域の方たちにとって、貴重なタンパク源だったのです。

その理由は、豊富に含まれるアミノ酸が作り出すタンパク質の多さにあります。この量が多かったからこそ、当時の人たちは海産物がなくても元気で健康に過ごすことができていたのです。

また海外ではメキシコやエクアドルなどでも食べられてきた歴史があり、タイでは現在でも一般的な食材として食べられています。

蜂の子の味

気になる蜂の子の味ですが、クセがなく淡白です。味の感じ方には個人差はありますが、いかにも昆虫を食べているといった感覚はないでしょう。蜂の子と一口にいっても、種類によって味に違いが出るのも特徴です。長野県や岐阜県で盛んに採取されている「クロスズメバチ」の蜂の子は、甘味が非常に強く、蜂の子の中でも最もおいしいといわれています。同じスズメバチ科の「アシナガバチ」の蜂の子は、小型ですが甘味があります。大型の「オオスズメバチ」は、こちらも甘味が強く、さらにクリーミーさが加わって風味も強いのが特徴です。

蜂の子の色々な摂り方

郷土料理としての蜂の子は、長野県や岐阜県、静岡県、宮崎県などの地域で食べられてきました。共通する調理方もありますが、各地域で様々な工夫をこらして食べられていたようです。何気ない調理方でも、蜂の子が加わるだけで新鮮味のある料理になるはずです。では一体どんな蜂の子の摂り方があるのか、みていきましょう。

蜂の子の料理

蜂の子の佃煮

長野県や岐阜県などでお土産品としても販売されています。砂糖・醤油・みりん・水飴などを加えて煮込んだ、日本の伝統食でもある佃煮です。甘辛い味付けと独特の柔らかさがクセになり、ご飯のおかず、お酒のつまみにもよく合います。

蜂の子ご飯

蜂の子を食べる習慣のある地域では、ごく一般的な摂り方です。軽く炒ったり、醤油で煮付けた蜂の子をご飯と混ぜあわせます。ご飯と一緒に盛り付けることで豪華さが増し、ちょっとしたご馳走です。

蜂の子の箱ずし

木枠にすし米を入れて、上に好みの具材を散りばめて蓋をしたあと一晩おき、取り出したら切り揃えて完成です。中部地方でみられる食べ方で、正月のご馳走としても食べられていました。

蜂の子の柿の葉包み

主にアシナガバチの蜂の子を柿の葉に包み、いろりの灰の中で蒸し焼きにします。岐阜県飛騨地方の一部の地域でみられる摂り方で、おやつとして食べられていました。いろりの代わりに、アルミホイルに包んで蒸し器、またはフライパンなどを代用して蒸し焼きにしてもよいでしょう。

五平餅

ご飯と蜂の子を擦りつぶして串に握りつけたあと、焼いて味噌ダレをつけて、おやつとして食べられています。信州、岐阜県東濃地方、愛知県奥三河地方で主に食べられ、地域によって大きさや作り方に若干の違いがあります。

蜂の子の摂り方いろいろ

蜂の子ご飯で紹介した「煮付けた蜂の子」は、野菜と一緒に炒めたり、ご飯と他の具材を混ぜて五目ご飯としても応用できます。

また、秋田県では蜂の子をフライや焼き物、酢の物などにして食べていたようです。宮崎県ではアシナガバチの蜂の子をソーメンのダシとしても使用しています。蜂の子は工夫次第で様々な調理方で摂ることができます。それほど手をかけずに摂ることができるので、栄養補給に最適な食材といえるでしょう。

蜂の子サプリメントで摂る

蜂の子は色々な方法で食事に取り入れることができ、栄養も豊富な万能食材です。私たちの健康な身体作りに欠かせない栄養素を非常に多く含んでいるので、是非毎日でも摂りたいものです。

ただ栄養価が高い反面、見た目が少し特徴的です。そのため、どうしても昆虫は食べられないという方もいるでしょう。

蜂の子はサプリメントとしても販売されています。サプリメントでは、蜂の子の独特な見た目も食感もありません。すっきりと飲みやすいカプセルやタブレットに栄養成分を濃縮して、蜂の子をそのまま食べるよりも効率よく体内に吸収されていきます。

手軽に栄養補給をするならサプリメントがお勧めです。蜂の子サプリメントを取り入れ、健康な身体を維持していきましよう。