蜂の子に旬はある?

蜂の子はいつが旬の時期?

タンパク源として知られる蜂の子は、豊富な栄養素を含む昆虫食として注目されています。食用として用いられるということは、気になるのが旬の時期です。蜂の種類を問わず、幼虫やサナギは全て蜂の子と呼ばれています。ではどの種類の蜂の子も旬の時期は同じなのでしょうか。

今回は主に食用にされるスズメバチ科と、私たちの生活と深い関わりのあるミツバチの蜂の子の旬をご紹介していきます。

スズメバチの蜂の子

スズメバチ蜂科のほとんどは暖かくなり始めた初夏の頃に巣作りをはじめ、7月頃になると本格的な巣作りの時期に入ります。この頃は働きバチの数が増えてくるので、巣の中が狭くなる時期です。すると新しい巣作りの場所を求めて蜂たちが移動を始めるので、蜂の巣を見つけやすくなります。

この時期でも蜂の子を採取することはできますが、採取できる数が少なく個体も小さなものばかりです。蜂の子はオスのほうが大きく成長するので、一般的にはオスを食用に使用します。このオスの蜂の子が生まれるのが繁殖のピークを迎える頃なので、その時期が蜂の子の旬といえます。

蜂の種類によって繁殖を迎える時期が異なります。スズメバチは8~10月頃、クロスズメバチは9~10月初旬頃までです。

ミツバチの蜂の子

ミツバチはスズメバチより巣作りの時期が早く、春には冬を越した働きバチが花粉や花の蜜を集めて飛び回ります。この時期に女王バチは新しいメスバチの卵を産み続け、5~6月の初夏にはオスバチの卵を産みはじめます。オス蜂の子は、成長過程でメス蜂の子より大きくなるのが特徴です。特にたっぷりと栄養を蓄えた、生後21日目が旬といえるでしょう。

旬の時期の蜂の子はどうやって摂ればいい?

野菜や魚、肉などは旬の時期に栄養が豊富なのと同じように、蜂の子も旬の時期が最も栄養を蓄えています。旬の時期の蜂の子を取り入れるためには直接採取できれば良いのですが、一般の方が蜂の巣に近づくのは危険です。

安全に取り入れるには、やはり購入したほうが良いでしょう。購入方法や場所も様々あり、蜂の種類によって異なる場合もあります。では一体どこで旬の蜂の子を購入できるのか、みていきましょう。

スズメバチの蜂の子の取り入れ方

スズメバチ科の蜂の子は、通販や産地直売などで購入できます。オオスズメバチやキイロスズメバチなど大型の蜂の子は、主に鹿児島や宮崎の山間部で採取されています。旬の時期になると通販で販売されますが、採取する時期が限られています。そのため販売数自体はあまり多くないので、スズメバチの旬の時期、9・10・11月頃に販売会社のHPで入荷時期をチェックすると良いでしょう。

岐阜や長野では小型の蜂の子が盛んに採取されていて、「蜂の子」といえば一般的にクロスズメバチを指します。旬の時期になると主に佃煮や塩漬けなどに加工され、缶詰や瓶詰として販売されます。通販や産地直売で購入可能ですが、こちらも採取時期や数に限りがあるので注意が必要です。

販売会社によって入荷数に違いはありますが、人気の商品は一カ月程度で完売することもあります。また、蜂の子の本当の旬は採れたてのときに一番感じられます。新鮮な蜂の子で本当の旬を味わうなら、直売での購入が良いでしょう。

ミツバチの蜂の子の取り入れ方

ミツバチの蜂の子は、スズメバチの蜂の子に比べると柔らかく、調理中につぶれてしまうことがあります。そのため、一般にはあまり出回ることはありません。

それでもサナギから幼虫になる寸前まで成長すると、調理しても崩れない程度まで体がしっかりとしてきます。また、オス蜂の子は繁殖が終わると役目を終えるため、養蜂家の手によって幼虫のうちに間引かれます。この間引かれた蜂の子は一般販売されることもありますが、いつ販売されるかは決まっていません。各養蜂場によって販売時期、数量に違いがあるので、ミツバチの旬の時期になったら養蜂場のHPをチェックして時期を逃さないようにしましょう。

旬の蜂の子の栄養素を摂るならサプリメントがお勧め

ミツバチの蜂の子は一般に出回ることが少ないので、旬の時期に味わうのは難しいかも知れません。スズメバチの蜂の子も栄養価が高く、健康や美容面に多くの効果を与えてくれます。ただそれ以上に高い栄養価を誇るのが、ミツバチの蜂の子なのです。

ミツバチの蜂の子は、餌から摂取した栄養素を体内に蓄えながら成長します。幼虫・サナギ・成虫へと姿を変える成長過程で、蜂の子の体内で特有のホルモンが分泌されています。このホルモンは蓄えた栄養素によって分泌され、最も多く分泌されるのが生後21日目の羽化寸前の時期です。成虫へと生まれ変わるためには大きなエネルギーが必要になります。このエネルギーを生み出す原動力となるのが、最大限まで蓄えた栄養素なのです。

限界まで蓄えた栄養素を蓄えた生後21日目のミツバチの蜂の子には、タンパク質・糖質・脂質・ビタミン・ミネラルが豊富に含まれています。多くの蜂の子サプリメントは、この生後21日目の蜂の子の栄養素を凝縮して詰め込んでいます。旬の時期のミツバチの蜂の子ははなかなか手に入れることはできませんが、サプリメントで旬の蜂の子の栄養素を取り入れてみるのも良いでしょう。