蜂の子とローヤルゼリーの違い

蜂の子とローヤルゼリーとの違いって?

現在みつばち産品として様々な商品が販売されています。蜂の子とローヤルゼリーもそのうちの一つで、どちらも高い栄養価で知られています。同じ「蜂」から生産されたものなので、大きな違いはないだろうと思っている方もいるのではないでしょうか。でも実は蜂の子とローヤルゼリーには、意外と知られていない大きな違いがあったのです。

蜂の子とローヤルゼリーってどんなもの?

蜂の子

ミツバチをはじめ、スズメバチやクロスズメバチ、クマバチなど、蜂の幼虫やサナギは全て蜂の子と呼ばれています。メスバチはみつばち産品を集める働きバチとして利用されるので、「蜂の子」として使用されるのは全てオスバチです。主に中部地方の山間部で採取されていて、主に長野県や岐阜県で郷土食として親しまれています。

長野県や岐阜県では、昔からクロスズメバチを採取する風習があります。現在では採取する方が減少して地元の方でも食べる方は限られてきましたが、以前は山間部に暮らす人々の貴重なタンパク源でした。現在では蜂の子の研究が進み、生後21日目の蜂の子が最も高い栄養価を蓄えていることがわかっています。

ローヤルゼリー

女王バチが食べる特別な餌です。働き蜂が花粉を食べて、体内で合成したあとに分泌されます。乳白色のクリーム状でピリッとした酸味があり、生涯に渡って他の食べ物を口にしない女王バチの唯一の餌になります。

女王バチは働きバチと同じ卵から生まれますが、ローヤルゼリーを食べて育つことで体長は働きバチの3倍、寿命は40倍にまで伸びます。そして卵を1日に約2000個も生み続ける力も備わります。ローヤルゼリーは、女王バチと働きバチとの間に大きな差違いを生み出す高い栄養価を持っているのです。

蜂の子とローヤルゼリーの成分を比較

蜂の子

アミノ酸

必須アミノ酸全9種類
タウリン・アスパラギン酸・プロリン・アルギニンなど非必須アミノ酸10種類

ビタミン

ビタミンB1・B2・C・ナイアシン・パントテン酸など全8種類

ミネラル

マグネシウム・カルシウム・ナトリウム・亜鉛など全8種類

脂質

オレイン酸・リノレン酸・リノール酸など全8種類

蜂の子は必須アミノ酸全9種類と非必須アミノ酸をバランス良く含んでいます。アミノ酸は身体を構成するタンパク質の原料になります。またエネルギーの生成にも欠かせない成分ですが、食事だけでは補うのが難しい成分です。蜂の子は海産物の採れない地域でタンパク源として食べられてきた歴史があります。その理由は、魚などのタンパク源にも引けをとらないアミノ酸の量にあるといえるでしょう。

蜂の子にはローヤルゼリーには含まれていないビタミンCの他、豊富なビタミンが含まれています。ビタミンは野菜や果物に多く含まれている成分ですので、普段野菜や果物をあまり食べない方は蜂の子から積極的に取り入れていきましょう。

蜂の子は脂肪酸が含まれているのも特徴です。脂肪はエネルギーの代謝にも関わり、健康な身体作りには欠かせない成分です。

ローヤルゼリー

アミノ酸

必須アミノ酸全9種類
グルタミン・シスチン・グリシン・セリンなど非必須アミノ酸15種類

ビタミン

ビタミンB1・B2・ビオチン・ナイアシンなど10種類

ミネラル

リン・鉄・銅・亜鉛など8種類

ローヤルゼリーも蜂の子と同じ成分が多く含まれています。ビタミンやミネラルの数はほぼ同じですが、成分が若干異なります。ビタミン群には、緑黄色野菜に多い葉酸が含まれています。葉酸は細胞の遺伝子に関わる成分で、赤ちゃんのDNAの形成を促してくれます。妊娠中や授乳中の女性にとって必要不可欠な成分といえるでしょう。

また、ローヤルゼリーにはデセン酸が含まれているのが大きな特徴です。デセン酸は女王バチ特有のフェロモンに似た物質で、女性ホルモンのような働きをします。ローヤルゼリーにピリッとした酸味があるのは、デセン酸の酸味を感じているためです。つまりデセン酸の含有量がローヤルゼリーの味の決め手になり、ローヤルゼリーの酸味が強いほどデセン酸が多く含まれているのです。

蜂の子とローヤルゼリーの効能・効果を比較

蜂の子

蜂の子は2000年以上前から中国で漢方薬として用いられてきました。当時から不老不死や若返りの効果があるとして重宝され、現在では様々な効果が解明されています。

  • 耳鳴り・難聴の改善
  • 不眠の改善
  • アンチエイジング効果
  • 疲労回復効果
  • 免疫力の向上
  • 滋養強壮効果
  • ストレスの緩和
  • メタボリックシンドロームの改善

蜂の子のバランスのとれた栄養素は、日常生活で抱える様々な症状の改善に効果的です。

ローヤルゼリー

ローヤルゼリーに関しては様々な研究がされていて、その効果についても多くの研究報告がされています。その中にはまだ研究段階といえる報告も少なくありません。ですが、信頼のおける研究結果によって明らかになった効果も多くあります。

  • 更年期障害の症状緩和
  • メタボリックシンドロームの改善
  • 高血圧症の改善
  • 更年期女性の肩こり改善
  • 耳鳴りの改善
  • アンチエイジング効果

これらの効果に期待ができます。女性ホルモンに似た働きをするデセン酸が含まれているので、ホルモンバランスを整えて女性特有の悩みにも効果を発揮してくれます。

蜂の子とローヤルゼリーはどちらを選べばいいの?

蜂の子とローヤルゼリーを比べてみると、成分は似通っているものの効能や効果に若干の違いがあります。女性特有の症状の改善にはローヤルゼリー、不眠の改善には蜂の子といったように、ご自身の症状に合わせて選ばれると良いでしょう。

ですが、耳鳴りやメタボリックシンドロームの改善、アンチエイジング効果など、似通った効能もいくつかあります。これらの効果を求めるのなら、実は蜂の子に利点があるといえるのです

蜂の子の栄養価はローヤルゼリーの3倍

サプリメントなどにはオスの蜂の子が使用されています。働きバチのように花粉を集めることはないオスの蜂の子ですが、重要な役割を担っています。その役割を果たすために、ローヤルゼリーの3倍以上の栄養価を蓄えているのです。

オスの蜂の子は1つの巣に約2%しか存在していません。残りは女王バチと働きバチが占めています。巣を大きくするには女王バチが多くの卵を産み、蜂の数を増やす必要があります。卵を産むためには多くの栄養素を必要とするので、オスバチとの交尾の際に多くの栄養素が注入されるのです。

オスの蜂の子は子孫を残すためだけの存在として、生まれたときから働きバチが運んでくる餌を食べて育ちます。このとき運んでくる餌は、花粉・花蜜・ローヤルゼリーを詰め込んだ栄養価の高い特別な餌なのです。オスの蜂の子はこの特別な餌を働きバチの3倍以上も食べ、羽化するまで体に栄養を蓄えたまま育ちます。

この栄養素は、羽化寸前の生後21日目に最も多くなります。21日目は、成長因子成分と呼ばれる「羽化因子成分」が一気に羽化を促す時期です。この成長因子成分に豊富な栄養素が濃縮されていることで、オスの蜂の子がローヤルゼリーの3倍の栄養価を蓄えることが可能なのです。

蜂の子はサプリメントでも栄養価は変わらない?

蜂の子の高い栄養価は、サプリメントとして摂取しても少なくなることはありません。飲みやすい形にして栄養を凝縮していますので、効率良く体内に吸収されていきます。

身体に必要な栄養素は、ストレスや生活習慣なども原因となって不足していきます。栄養価の高い蜂の子のサプリメントで、健康と美容を維持していきましょう。

参考
同じ蜂でも全く違う!蜂の子とローヤルゼリーの効能!
https://www.surrex.com/oracle/