蜂の子ってどんなもの?
蜂由来の食べ物といえば、ハチミツやローヤルゼリーが広く知られていますが「蜂の子」はあまり馴染みがないのではないでしょうか?蜂の子はまさに蜂の幼虫そのもので、高い栄養価を誇ります。蜂の子がたっぷりと蓄えた栄養は、小さな体からは想像もできない効果を私たちにもたらしてくれます。見た目で嫌煙されがちな蜂の子ですが、どんなものか知ることでイメージを変えてしまいましょう。
蜂の子の種類
蜂の子とはその名のとおり蜂の子供のことで、蜂の幼虫やサナギのことを指します。
蜂の子と呼ばれるのは特定の蜂ではなく、その種類は様々です。ミツバチの他にスズメバチ、クロスズメバチ、アシナガバチ、クマバチなどの幼虫やサナギも「蜂の子」と呼ばれています。
中でもミツバチに関しては、飛び回って花粉や花の蜜を集める働き蜂は全てメス蜂です。メス蜂は女王蜂とともにハチミツやローヤルゼリーの生産に関わる大切な役割があるため、オス蜂の幼虫が食用として用いられています。
蜂の子は薬もある
蜂の子は薬としても用いられ、中国では古くから治療薬としても馴染みがあります。2000年以上前に記された中国最古とされる薬学書には、様々な生薬を安全性の高い順にランク分けして記載されています。蜂の子はこの書の中で最も安全性の高いランクに位置づけされていて副作用がなく、不老不死の作用もあるとされていました。そう呼ばれていたことから、当時から老化防止や滋養強壮に高い効果を発揮していたことがうかがえます。
蜂の子には栄養成分が豊富
オスの蜂の子は女王蜂がたくさん卵を産めるように、交尾によって栄養を注入する役割があります。そのための栄養を蓄えるため、蜂の子は栄養価の高いローヤルゼリーやハチミツなどを食べて育ちます。これらの栄養は蜂の子の体内で凝縮されるので、私たちが食べたときに効率よく栄養を吸収しやすくなるのです。
蜂の子には、人間が必要な栄養でありながら体内では合成できない必須アミノ酸9種類を含めた、18種類のアミノ酸が含まれています。他にもビタミンB群やビタミンC、カリウムや亜鉛など非常に多くの栄養を含んでいる貴重な食品です。栄養価が高いことで知られるローヤルゼリーを凌ぐ栄養素が蜂の子には含まれているといわれています。
蜂の子は多くの効果をもたらしてくれる
蜂の子は昔から薬として用いられていたことから、滋養強壮などの効果で知られています。
たんぱく質を多く含んでいるので身体を構成する主成分となり、疲労回復や体力増強などの効果があります。また豊富に含まれるビタミン群は免疫機能を高める働きがあるので、細菌やウイルスに対抗でき健康維持への効果にも優れています。さらに肌のシワやたるみ、シミなどを予防して身体の老化を防ぐ効果もあるので、美容目的として摂取しても大きな期待ができます
近年では難聴や耳鳴りを改善する効果も多くの研究が進み、蜂の子の新たな可能性が広がっています。栄養豊富な蜂の子は体力の衰えが気になる男性、肌の衰えが気になる女性、健康面が気になる方に不足している栄養を効果的に吸収して、身体を内側から強くしてくれます。
蜂の子を摂取するには
栄養成分が多く含まれ、健康や美容効果の高い蜂の子は、長野・岐阜・愛知・静岡・山梨・宮崎など山間部を中心に多くの地域で食べられています。海産物のとれない山間部では、以前から貴重なたんぱく源として親しまれてきました。蜂の子は軽く炒っただけでも食べられますが、地域によっては炊き込みご飯や佃煮としても食べられています。
全国的にはスーパーやコンビニで販売されていないので、郷土料理として食べられている地域以外ではなかなか見かけることはありません。販売されている蜂の子の中には、稀に成虫が混じっている場合があります。成虫は羽が残っていて、見た目のインパクトから人によっては苦手という方もいるようです。味は淡泊ですが、慣れない方は独特な風味が気になるかも知れません。
蜂の子を直接食べるには抵抗があるという方には、サプリメントがおすすめです。サプリメントは蜂の子の栄養を凝縮して余すことなく詰め込んでいます。見た目も蜂の子を連想させることはなく、抵抗なく取り入れることが可能です。蜂の子に含まれる栄養は、不足しやすい必須アミノ酸をはじめ私たちの身体に必要な成分ばかりです。蜂の子サプリメントを継続的に摂取して、美容・健康への効果を実感しましょう。