蜂の子は妊娠中でも食べていい?

妊娠中に蜂の子を摂取する際に気になる点

妊娠中は赤ちゃんに与える影響が心配で、食べ物ひとつ選ぶだけでも気を遣うことが少なくないでしょう。お母さんが取り入れた栄養は赤ちゃんに影響を与えるので、良くないものは避けたいと考えるのがお母さんの心理です。蜂の子にも同じように、赤ちゃんへの影響が心配になると思います。そこで妊娠中の女性は蜂の子を食べても良いのか、身体に何か影響を与えないのか、気になる点をみていきましょう。

はちみつのように食中毒になる菌はいない?

はちみつは1歳未満の子供が食べると、まれにボツリヌス菌による食中毒を起こすとして知られています。ボツリヌス菌による乳児ボツリヌス症に関して、厚生労働省も1歳未満の子供にはちみつを与えないよう注意を呼び掛けています。蜂の子も、はちみつが作られる場所と同じ蜂の巣にいるのでボツリヌス菌がいないか心配になるでしょう。結論からいってしまえば、蜂の子を食品として販売する際はちみつを使用していないので心配は要りません。

ただ、ボツリヌス菌は食品に付着して低酸素状態になると繁殖する細菌です。日本では主に自家製の缶詰めや瓶詰めが原因になって食中毒が発生してきました。現在では厚生労働省の呼びかけなどもあり、食中毒を引き起こす直接の原因、ボツリヌス毒素は80度で30分加熱すれば影響がなくなることがわかっています。

蜂の子を食べてボツリヌス菌が原因の食中毒を発症した例の報告はありません。それでも、蜂の子を瓶詰めなどで購入した場合は表示に従い、適切な保存方法と加熱時間を守りましょう。

気になる場合はやっぱり食べないほうがいい?

いくら加熱調理をしたつもりでも、お腹の赤ちゃんへの心配はやはり尽きないものです。ボツリヌス菌は退治できても、万が一他の菌が付着していた場合を考えると食べないという選択肢もあります。

通常であれば、大人が細菌を体内に取り込んでしまっても腸内で繁殖することはありません。食べたものと一緒に身体から排泄されていきます。それは妊娠中であっても同じです。
ただし、それにはお母さんが健康で元気な身体を維持している必要があります。

妊娠中のお母さんの身体は非常に疲れやすく、些細な体調の変化にも敏感になります。疲れやストレスがたまると、免疫力が低下して細菌の侵入を許してしまう場合があります。蜂の子は女性の美肌効果を生み出しますが、妊娠中の女性にも必要な栄養が豊富に含まれているのです。

蜂の子は妊娠中に必要な栄養素が満点

妊娠中は、赤ちゃんに沢山の栄養を送り続ける必要があります。そのためにはお母さんが体力、免疫力をつけて心身ともに元気でいなければいけません。蜂の子には、妊娠中のお母さんが毎日元気で過ごすために必要なタンパク質やビタミン、ミネラルなどの栄養素が豊富に含まれているのです。

蜂の子の妊娠中の女性への効果

妊娠中は赤ちゃんに栄養を送り届けるために、血液量が増加します。同時に血液を通して多くの酸素も送り届ける必要があるので、お母さんは血液が不足して、起こしやすくなるのが貧血です。蜂の子に含まれるミネラルには血液を作るために欠かせない鉄分があるので、血液量を増加させて貧血を予防してくれます。

蜂の子には妊娠中に必要となるミネラルとして、カルシウムも含まれていています。カルシウムは赤ちゃんの身体を丈夫にするために、骨や歯の材料として使用されていきます。するとお母さんの身体のカルシウムが不足して、骨や歯を脆くさせてしまうのです。赤ちゃんをしっかりと支えるために、丈夫な骨を維持していく必要があります。

鉄分とカルシウムの吸収率を高めるには、ビタミンCのサポートも重要です。ビタミンCは妊娠中のストレスを和らげる効果もあり、細菌などの侵入を防ぐ免疫力を向上させます。

妊娠中の疲れやすさには、蜂の子に豊富に含まれるアミノ酸が効率良く解消してくれます。
疲れをとるには良質なタンパク質が必要です。蜂の子には良質なタンパク質の合成に欠かせない必須アミノ酸9種類全てと、非必須アミノ酸をバランス良く含んでいます。

蜂の子は良質なタンパク質とミネラル、ビタミンをバランス良く含んでいることで、妊娠中のお母さんが元気で健康な身体を維持できるようにサポートしてくれるのです。

妊娠中に蜂の子を取り入れるには

蜂の子は、妊娠中の女性が取り入れても安全な食品です。妊娠中の疲れやストレスの緩和にぜひ継続的に摂取していきたい食品ですが、既に疲れが溜まっている方もいるかも知れません。また、蜂の子の見た目に抵抗を感じる方もいると思います。

蜂の子はサプリメントでも販売されています。サプリメントなら安全な形で製造されているので、細菌の侵入もなく、見た目も安心して取り入れられるように加工されています。

お腹の中の赤ちゃんはあなただけが頼りです。蜂の子サプリメントを取り入れ、健康な身体を維持していきましょう。